「働き方改革フェーズⅡ」働き方の多様化へ
皆様の会社では、働き方改革についてどのように取り組まれておりますでしょうか。
現在、働き方改革は、労働時間の削減に主眼を置いた「働き方改革フェーズⅠ」から、付加価値の高い働き方に見直していく「働き方改革フェーズⅡ」に深化させていくことが求められております。
行政においても、「経済財政運営と改⾰の基本⽅針2021 〜⽇本の未来を拓く4つの原動⼒〜(令和3年6月18日)」「経済財政運営と改革の基本方針2021(令和3年6月9日)」にて、労働時間削減等を行ってきた働き方改革のフェーズⅠに続き、メンバーシップ型からジョブ型の雇用形態への転換を図り、従業員のやりがいを高めていくことを目指すフェーズⅡの働き方改革を推進しております。
具体的には、
・テレワークの促進:コロナ禍で普及したテレワークは引き続き行う。
・ジョブ型正社員の普及:更なる普及・促進に向け、雇用ルールの明確化や支援。
・裁量労働制の検討:実態を調査した上で、制度の在り方について検討。
・副業兼業の促進:ガイドラインの周知、取組事例の横展開等に取り組む。
・選択型週3日休日の事例検証:育児・介護・ボランティアでの活用、地方兼業での活用などが考えられることから、好事例の収集・提供等により企業における導入を促し、普及を図る。
・フリーランスの保護:ガイドラインを踏まえ、関係法令の適切な適用等を行うとともに、事業者との取引について書面での契約のルール化などを検討。
・女性・外国人労働者・中途採用者の管理職登用などの数値の開示促進。
と記載しており、今後「働き方の多様化」がポイントになるものと考えられます。
詳細について以下のリンクをご参照ください。
今後の組織改革等の参考になれば幸いです。
※関連リンク
〇内閣府「経済財政運営と改⾰の基本⽅針2021 〜⽇本の未来を拓く4つの原動⼒〜(令和3年6月18日)」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2021/summary_ja.pdf
〇内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2021(令和3年6月9日)」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2021/0609/shiryo_01.pdf